令和4年度 全体研修
2023年1月21日(土)全体研修がZOOMによるリモートにて開催されました!
「ソーシャルワーカーとしての言語化技術を磨く」を受講して
今回の研修で横山先生が言語化を行うようになったきっかけ、言語化する事で何が見えてきたのかを知り、その上でグループワークでそれぞれの言語化の種にいきつく過程を体験した。横山先生が大学時代の恩師から受け取った「メモする事・記録する事が未来の自分にとってのギフトになるでしょう」との言葉から始まり、その言語化するという習慣が後に実践の中でジレンマが出現した時にそのジレンマに対する「問い」や「課題」を明確にするのに効果的であったとの事であった。そしてジレンマから導かれた事が種となり現在のソーシャルアクションに関連する実践に繋がっているとの事であった。
研修を受講するまで日々の実践を言語化していく事に苦手意識をもっていた。「どのように表現をしてよいか判らない」が積み重なって大きくなっていたからである。
もやもやを生み出しているものを因数分解をするように細かくしていく、そしてその問いに自分の言葉で答えられるようにする。そうする事で自分が何をしているのか、どう感じているのか、その上でどう行動すればいいのかが見えてくるのではないか。研修後そういった事を感じながら、もやもやを小さくする作業は自分への情報収集・アセスメントと捉えてもよいのではないだろうか。
情報収集・アセスメントは私たちソーシャルワーカーが日々行っている事である。時にはその対象を自分の内面に向けて自分自身を支援していく事でよりよいソーシャルワークの実践へ繋げられるのではないかと思う。
今回、お忙しい中研修講師を引き受けて下さった横山先生ありがとうございました。
(医療法人ナカノ会 ナカノ在宅医療クリニック 村上香織)