【研修報告】令和5年度基礎研修公開講座

令和5年度基礎研修公開講座が3月9日(土)に行われました。

講師は、岡江晃児先生です。

ソーシャルワーク理論と面接技術について教えていただきました。

恒心会おぐら病院の平田ソーシャルワーカーより研修報告をご紹介させていただきます。

ありがとうございました!

 

以下 研修報告

 

令和5年7月より鹿児島県医療ソーシャルワーカー協会主催の基礎研修を受講しておりますが、今回の基礎研修が最後であるとともに研修を通じて初の対面形式となりました。

私は、相談員として12年目を迎えますが、病院における医療相談員としての勤務は当院が初めてになります。現在入職後1年が経過しましたが、医療相談員としては新人にあたります。今回の公開講座では、ソーシャルワーク理論及び面接技術を学ぶ機会となりました。社会福祉士の資格取得を目指した当初に学んだ内容になりますが、時間の経過とともに忘れていたことも多く、振り返りの内容として、また気付きの場として学ぶことができました。

面接重視の姿勢は、ワーカーとしての質を向上させる上で重要なポイントになります。面接技術はワーカー自身の「武器」とも考えることができ、武器を持つ(身につける)ことが、クライエントが抱える課題抽出及びその解決に繋がる糸口と成りえます。

講座で取り上げた家族療法アプローチにおける関係性に焦点をあてる。誰が問題として考えない。N循環(ネガティブ)からP循環(ポジティブ)への変換、といった手法は、取り入れてみたい技法であると思いました。

ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)については、成功体験を構築する上で3つの中心哲学を意識することが重要だと分かりました。今の私は、上手くいっている事でも修正をかけてしまいがちですが、修正ではなくできている事を繰り返す、その事を意識して取り組むことが良いのかもしれません。

講座では時間の関係上、アプローチ法の紹介数が限られていましたが、その他のアプローチについては、私自身で学ぶ必要があると思います。ワーカーとしての面接着技術(武器)を身につけるために今後も学ぶことを続けたいと思います。

研修に参加させていただきまして、ありがとうございました。

 

社会医療法人 恒心会おぐら病院

社会医療福祉科

医療相談員 平田康祐